2024年7月27日に行われるパリオリンピック開会式。
会場は、フランスの首都パリを流れるセーヌ川の流域一帯で、選手団はボートに乗って入場します。
各国選手団が、ボートから見るパリの歴史的建造物を画像とともに紹介します。
2024パリ五輪開会式「会場」はセーヌ川流域!
2024年開催のパリオリンピック。
注目の開会式は、現地時間7月26日19時30分(日本時間7月27日2時30分)より、セーヌ川流域で行われます。
競技会場以外で開会式が行われるのは、近代オリンピック創設以来初めてであり、楽しみですね!
開会式では、1万人以上の選手が、160席のボートでパレードに参加します。
選手団が見るパリ名所一覧
パリオリンピック選手団が開会式で、セーヌ川上から目にするパリの名所をまとめました。
- スタート:オーステルリッツ橋
- 1.8km地点:ノートルダム寺院
- 3.7km地点:オルセー美術館
- 4.3km地点:ルクソールのオベリスク
- 4.9km地点:ルーブル美術館
- 6km地点:エッフェル塔
- ゴール:イエナ橋
順に見ていきましょう。
スタート:オーステルリッツ橋
オーステルリッツ橋は、パリのセーヌ川に架かる橋です。
バスティーユ広場と、反対岸の植物園を結ぶために19世に初頭にかけられました。
ナポレオンが勝利した「アウステルリッツの戦い」から、命名された橋です。
1.8km地点:ノートルダム寺院
ノートルダム寺院は、セーヌ川の中の小島「シテ島」にあるローマ・カトリック教会の大聖堂です。
ユネスコの世界遺産に登録されています。
3.7km地点:オルセー美術館
オルセー美術館は、19世紀の美術作品専門の美術館です。
印象派の絵画が多く展示されています。
オルセー美術館の建物は、1900年のパリ万博に合わせて建設されたオルセー駅の鉄道駅兼ホテル。
1986年から美術館として利用されています。
4.3km地点:ルクソールのオベリスク
フランス革命でルイ16世やマリーアントワネットが処刑された「ギロチン処刑」でおなじみのコンコルド広場。
2024年のパリオリンピックでは、スケートボード、自転車のBMXフリースタイル、バスケットボールの3×3、ブレイキンの会場として使用されます。
そのコンコルド広場の真ん中にある塔が、ルクソールのオベリスクです。
「ルクソールのオベリスク」は、アリー朝エジプト国王ムハンマド・アリーから送られました。
エジプトのルクソール神殿から、パリへはこばれてきました。
4.9km地点:ルーブル美術館
ルーブル美術館は、パリにある国立美術館。
世界最大の美術館(博物館)で、入場者数も世界一です!
1793年に開館し、200年以上の歴史を持ちます。
6km地点:エッフェル塔
パリを象徴する名所で、パリ万博の目玉として建設されました。
建設当時は、見慣れない「鉄の塔」として、建設反対派の芸術家たちが反対運動を起こしていました。
反対派の文学者モーパッサンは、「パリで唯一エッフェル塔を見なくて済む場所」として、エッフェル塔1階のレストランによく通っていたそうです。
ゴール:イエナ橋
イエナ橋は、エッフェル塔の足元にある、石造りのアーチ橋です。
1808年に作られました。
1806年にフランスが勝利した「イエナ・アウエルシュタットの戦い」から名前が付けられています。
トロカデロ広場でのセレモニー
イエナ橋までのパレードを終えた選手は、トロカデロ広場でのセレモニーに参加します。
トロカデロ広場は、エッフェル塔の足元にある広場です。
コメント